3.62015
隠岐の島町中村の元屋地区に位置する、小山の中腹に残る建福寺跡近くの山道には、2本の大きな桜の木があります。
言い伝えによると、現在からおよそ680年ほど前、この地に建福寺を創立した三光国師が自ら植えたものとされています。
樹齢は共に、約680年といわれており、片方の「男桜(おざくら)」は4月初旬に白い花を咲かせ、それが散り始める頃、その40mほど手前にあるもう一方の「女桜(めざくら)」が薄紅色の花を咲かせます。
土地の人々が、その花の咲き具合から毎年の豊作・凶作を伝え、世の中の良し悪しを占ったため「世の中知らせ桜」と呼ばれ、後に「世間桜(よのなかざくら)」と名付けられたと言われています。
木の種類 | 通称 | 幹囲 | 樹高 |
桜 | 世間桜(よのなかざくら) | 男桜:4m 女桜:3m | 男桜:15m 女桜:13m |
【所在地】
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